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2014年3月24日月曜日

いなかソン第2弾!「地域の宝を掘り起こせ!第一次産業×ITで地域を輝かせる!~農家ソン~」  に参加して

上げなきゃいけない記事山ほどある中で、
 コレはどうしても早い段階で上げたかったので公開...

 去る2014年3月21~22日に秋田県五城目町で開催された、
 いなかソン第2弾!「地域の宝を掘り起こせ!第一次産業×ITで地域を輝かせる!~農家ソン~」 
というイベントに参加してまいりました。

秋田県の五城目町という場所で開催されたのですが、
この町は役所の人が非常に元気で、やる気に満ち溢れてます!
 このイベントのはるか前に、東京で開催された「秋田県IT県人会」にて、
「五城目をITで元気にしたいんだ!」と熱いプレゼンを聞いておりました。
そんで、「機会があれば何かやりたいなぁ」とは思っていた所で、

その"機会"がやってきた感じです。

アイディアソンとハッカソンが別グループで行われる二日間。
一日目はどちらのグループも共同で五城目町観光しながら町の
成り立ちや現状を説明してもらい、全員でアイディアソン。

二日目にグループ分かれて本格的なアイディアソンとハッカソンが行われました。


実は、先にどんな物作ろうかという案を持って会場に行くという、
ハッカソンを楽しんで居ない感じのフライングを行っておりました。


自分が考えていた案は
「五城目町ストリートビュー」
THETAを使い、GoogleMapに載せるのではなく、
Webページで独自に動作するストリートビューを作れないかなぁと考えておりました。
後から色々エフェクトとかも掛けられるし、映像だけじゃなく音とかも載せられる。
動作環境はWebページ/Windows/Mac可能ならOculusRiftにまで
対応させる予定だったのです。Unityだし多分いけるだろうと思ってました。
(最新のデバイスと開発環境使ってドヤ顔する予定でした...)



さ〜て、そんな中私は、
一日目に重大な失態を犯しました。
ハッカソンは1日目の22:00〜2日目の16:00まで...
一睡もせずにコーディングを行うというもの。よくある感じですね。
しかし、前日の19時頃から行われた懇親会。
お酒も多少入り気を良くした私は・・・

そのまま二次会に参加。あろうことか午前二時までカラオケを楽しむ

なんてことをやらかしました。
「一体お前は何しに来たんだ」と、未だに自分でも思います。
宿泊施設に戻りパソコンを開いたようなのですが、
それに気づいた時には朝日が眩しかったです...。

はて、これでは16時にドヤ顔が間に合いません!




そこで急遽方針を変更♪
THETAの画像はそのままGoogleMapに載せることが可能で、
GoogleMap上の領域に自作のストリートビューを乗せられる事を知っていたので、
それをそのまま使うことに...


んで、出来上がったのが下記の様な物。







うん、まんまストリートビューで面白みもない!
既存のサービスをただ使っただけなので何も作ってない!
これでハッカソン?ハッ?笑わせるな...と

自分では上記の様に考えておりました。

発表の内容も、
(・ω<)何か変なカメラ使って公式のストリートビューに(勝手に)載せてみたよ♪
ってだけで終わってました。(五城目町にストリートビューは殆ど無い)
私は「何も作っていない」ので発表できる内容なんて無かったんですよね...

反応も悪い事も覚悟してました。発表が終わるまでは...


感想A「これ、次回のいなかそんでマッピングとかできそうですね」
感想B「コードを書かずとも作れる物があるなんて関心しました」
感想C「ピコピコ何やってるのかと思ったけどそういう事ね。すごかったよ」

(゚Д゚;;)ふぁ!?


はてさて・・・
最初は全く意味が理解できませんでした。

私は「プログラマー」としてハッカソンに参加していたわけです。
そして、「コードを打っていない」のです。


「put up or shut up」という言葉。プログラマー的に訳すと
「コードを打つか黙ってろ」って感じになります。
(Shut the fuck up and write some code.
 -「ぐだぐだ言ってないでコード書けよハゲ 」-という格言と同じ感じです)


個人的にも好きな言葉なのですが、今回私はコードを打つことすら行っておりません。
何も作っていないのです。LTなどとんでも無い事で、
発表の場に立っていることが非常に申し訳なく感じておりました。
そう考えている中で予想に反する好評価を頂き、かなり戸惑っておりました。








疑問に思った為、第三者視点で自分の行ったことを再度見なおしてみました。

【行った事】
・一日目の五城目町の説明時に、施設を色々回っている中で、
    観光気分でTHETAで記念撮影♪ボタンポチっと押して終わり♪

・二日目の"何故か"非常に短くなってしまったハッカソンの時間の中で、
    専門知識の一切要らない既存サービスに載せてサックリ完成♪
    環境はGoogle様が作ってくれた使いやすいUI使うマウス操作だけ♪
    二日酔いでもらくらく製作可能♪

これらの作業は一切の専門知識も多大な時間も公開後の管理すらも必要ありません
それでいて、一度Webに載せてしまえば、全世界に向けて情報を発信する事が可能です。
(審査が通ればGoogle公式のストリートビューにも掲載される)
THETA等の全天球カメラ必要になりますが、
Andoroidのスマートフォンの標準機能で代替出来る物が有るので、

それ使うなら専用カメラすら必要無くなります。


それに比べて自分の初期の案を考えてみましょう。
Unityで作ってWebで独自動作するバリバリ専門的な自作ストリートビュー
コレ、誰がメンテナンスするんですかね?
Oculusとか誰が使うの?
しかもちゃんと公開できる物はハッカソンの時間じゃ足りませんから、
その後の開発も必要でしょ?
アップデートまでやる気はあったのでしょうか?作りっぱなしにする感満載の案です。
公開するサーバは?
アップデートの際に毎回技術者に頼んだらコストかかるでしょ?

もうね、問題点だらけですよ。。。


多分、元の案は技術者ウケは良い物と思います。
でも、今回のハッカソンは、技術者に向けて発表することが目的では有りません。
今回の場合、その後の運用が考慮されていなければ、
作ることに何の意味も無いのです。

自分の成果物ならば、五城目のお役所の方、
又はご年配の方でも簡単に作る事が出来ます。
そんでもって管理も要らないので、やりっ放しで問題有りません。
(管理はGoogle様が勝手にやってくれます)

なので、当日から気軽に初められて辞めたい時に辞められて、
辞めた所で過去の成果物は無駄にならない。そんな内容になっていたようです。
(この辺りのやり方も後ほど纏めますかね・・・)

その後も周りから出るわ出るわ、マッピングの利用方法や
データのマネタイズのお話。。。
よくよく考えると、参加者の中には町づくりや地域復興を生業とされてる方や
企業の経営者さんが多い。
その道のプロの人ばかりなんですよね。。。
技術者としてあの場所でやるべきことは、「こんなこと出来るぜドヤァ」
ではなく「こんな方法使うとコレが簡単に出来ます」という、何かに使えそうな技術を
簡単に使えるよう落とし込んだ手法を説明する方が重要なのかもしれません。


なんか、普段のハッカソンとは違う印象受けました。
普段のハッカソンって運用無視!コスト度外視!ただただ面白いものを作れ!
という感じだと思ってます。んで、そういう空気大好きです。


そして、後から考えるとハッカソン当日の自分は「プログラマー」ではなく、
「最新デバイス好きの変人」として参加していたという事なのだと思います。
そう考えると成果物としても大いに有りですね...。



そんなこんなで参加してきた"いなかそん"でした。
非常に考えさせられる事が多く、勉強させていただきました。
今回のブログ長いんで切るんですが、ぶっちゃけまだまだ書き足りないです。
(県外の人と町の人との考えの相違とか、飲んだ日本酒の総評とか、
 杉の木使った工芸品とか、だまこ鍋マジうまいわーとかとか)
それらはまたの機会にしたいと思います。

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